カエルの子はかえる?〜最初で最後の中学受験〜

サピックスからどこへ行く?初めての中学受験保護者のあたふた記

中学生と科学と多様性

うちでは

小さい頃は絵本、今は主に小説を

寝る前に数ページずつ読み聞かせしています。

もちろんもう6年生なので

自分でもガンガン本は読んでいますが、

耳で聴いて頭の中でイメージするって

結構大事だと思うので。

 

そして、今読んでいるのが

 

セカイを科学せよ! (文学の扉)

作:安田夏菜

セカイを科学せよ!

 

「さぴあ」今年の1月号に載ってて

生き物好きの息子が食いつきそうなので

早速購入。

 

日本人の父、ロシア人の母を持つミハイルは
パッと見白人系ゆえに
イメージだけで色々言われることも多く
なるべく目立たないよう地味に生きている。
ある日、ミハイルの所属する科学部に
アフリカ系アメリカ人と日本人のミックスルーツである
転校生の山口アビゲイル葉奈が入ってくる。
彼女は「蟲」オタクで孤立をものともせず
我が道を貫いているのだけど、
葉奈が持ち込んだ蟲たちがきっかけで
科学部生物班の活動存続をかけ、
学校に「科学的な取り組みの成果」を
示さなければならないことになってしまうーー。

 

タイトルだけ見るとちょっと

お勉強系に見えなくもないけど

実に上手く青春ものと科学がミックスされていて

周りに何を言われようと自分を貫く葉奈に

心の中でツッコミを入れるミハイルも笑えるし

作者のメッセージもストレートなんだけど

押し付けがましくないし、こんなに面白いとは!


偶然いい本にめぐり合うとまたひとつ宝物を

見つけたような気になります。

常々、虫が嫌〜いとか言ってる人に心の中で

(へっ何言ってんの虫がいなかったら

人間も生きていけないんだよ)と

思っている身としては、

たくさんの子供に読んで欲しい一冊。


息子も虫を嫌がる女子が

葉奈に文句を言うところで

「バカじゃん!」と憤慨。


続編読みたいな〜

出してくれないかしら。。

 

 

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